皆様、極寒の日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。



どうか、毛布のような暖かい布製の物で身体を包めるなどのお工夫をこらし見事この長く厳しい冬を生き永らえて頂きたい、そう切に願うばかりでございます。



失礼、申し遅れましたが皆様、新年あけましておめでとうございます。



新しく2011年を迎えるにあたり、皆様のことでありますから、今年はやるぞといった希望に満ち溢れ充実したお気持ちでいっぱいなのではないでしょうか。



実を言いますと、私めも恥ずかしながらそのような気持ちを抱かせて頂いているのであります。



2011年はここ数年思い描いていた事を体現してやるんだ、今年の私めは野心に燃えているのであります。



灼熱の炎のごとく燃え上がる私の野心、それは自分自身でも恐怖を感じるほどであります。



野心に燃える私は2日にライブを終え、その足ですぐさま実家に向かいました。



「貴様、何を考えている、なにが灼熱の炎だ、新年早々さっそく実家でのんびり癒されようとしているではないか、本当に口程にもない奴だな」



そう思われた方もいらっしゃると思いますが、それは反論させて頂きます。



私はのんびり癒されるために実家に帰った訳ではございません、心機一転、新しいスタートをきるため、過去の忌まわしい自分をリセットするため、そのために原点回帰したのであります。


生意気な口を叩いてしまったことは深くお詫び申し上げますが、誤解を招く前に指摘させて頂きました。



さて、実家に帰ると父、母、そして姉の家族が私を温かく迎えてくれ、食事をしながら穏やかな時間を過ごしました。


「やはり実家は癒される、よし今年は頑張るぞ」



私の判断は間違っていませんでした、気持ちを一度リフレッシュさせ、心機一転今年は頑張るぞ、改めてそんな気持ちが強くなりました。



しかしそんな楽しい雰囲気の中、父親が驚愕すべきコメントを発表しました。




「あつしからすごい加齢臭がする」




私は自分の耳を疑いました、まさか60を過ぎた父親から加齢臭の指摘を受けるとは夢にも思ってなかったのであります。



父親は続けました、「独特の匂いがする」



軽く緊張感の流れる食卓、動揺し混乱した私は事実をそのまま口にしました。



「お昼にカレーを食べたからかな」




姉に異常にうけました。




そういうつもりはございませんでしたが姉に異常にうけました。



独特の匂いと言われ、実際にお昼に本当にカレーを食べたから申したのですが姉に異常にうけました。



複雑な気持ちの中、姉の可愛らしい息子、つまり私の甥がさらに驚愕すべきコメントを発表しました。




「ねえママ、昨日つまらなかったよって言ってもいいの?」




私は耳を疑いました、姉家族は昨日私が出演させて頂いたテレビを見ていたようなのであります。




姉の旦那様が本意気で「こら!やめなさい!」と甥を叱り付けていました。





逆にやめて頂きたいと思いました。




純粋無垢な心は時に凶器にもなる、私はそう感じました。



私の灼熱の炎のようなやる気は一時、消えかけた蝋燭の炎のようになりかけましたが、そうは言っていられません。



何を申し上げたいかと言いますと、皆様今年も頑張りますのでよろしくお願い致します。


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※写真は相変わらず可愛かったチワワのぴのこ